ふくいのゼネコンについて

ゼネコンという言葉を聞いたことがあるけど、あまりよくわからないという人も多いのではないでしょうか。

今回は、ゼネコンとは何か、そして福井県のゼネコンはどんな会社があるのかということについてご紹介していきたいと思います。

ゼネコンとは？

ゼネコンとはゼネラルコントラクターの略です。直訳するとゼネラルは「全体的な」、コントラクターは「請負業者」。ですからゼネコンは総合建設工事業者という意味になります。

ゼネコンでは建設に関する研究・設計・施工を行います。

ゼネコンは建設業では行政や民間業者から建築一式工事や土木一式工事の発注を受ける「元請け」と呼ばれる立場となります。

その中でも特に大きいのがスーパーゼネコンと言われる5社です。スーパーゼネコンは、年間の単体売上高が1兆円を超える建設会社で、清水建設、大林組、大成建設、鹿島建設、竹中工務店です。

いずれも日本の建設業界を牽引する大企業で、知名度の高い建築物や公共インフラの工事を支えています。

スーパーゼネコンに準ずる規模のゼネコンで大手ゼネコンと呼ばれる会社は約50社あります。スーパーゼネコンの基準は売上高が1兆円を越えるのに対し、大手ゼネコンは3,000億円以上が基準です。

ゼネコンには工事を総合的に管理する知識や技術力がありますが、各業種、各工程の詳細な知識や技術力については「サブコン」と呼ばれる専門工事業者の方が高いことも多いため、下請けに工事を発注します。工事は細分化され、孫請け、ひ孫請けに下請けに出されていきます。

福井に本店を置く主なゼネコン（総合建設業者）は以下のような会社があります。

株式会社熊谷組（本店福井市）
※売上高3500億円を誇る大手ゼネコン。

石黒建設株式会社
※売上高約181億円

村中建設株式会社
※売上高約155億円

技建工業株式会社
※売上高約120億円

株式会社道端組
※売上高約55億円

ゼネコンでは大規模な建築一式工事や土木一式工事を受注し、それを専門工事業者に下請けに出し、そこから孫請け、ひ孫請けへと仕事が細分化されて流れていきます。

とても重要な工事ですから、下請けに出すのは信頼のおける業者であり、信頼のおける業者の証明となるのが「建設業許可」というわけです。

より大規模な建設工事を請け負えるよう建設業許可の取得を目指してみませんか？