はじめに
建設業許可の申請では、
「何の書類を、
どこまで揃えればいいのか分からない」
という声が非常に多くあります。
実際、建設業許可申請は
人・会社・業種・経験によって
必要書類が大きく変わるため、
単純なチェックリストでは足りません。
この記事では、
建設業許可申請に必要な書類を「完全版」として体系的に整理します。
まず押さえる前提
この記事は、次のケースを前提にしています。
- 新規の建設業許可申請
- 知事許可(一般)
- 法人・個人いずれも対応
※ 更新・業種追加・特定建設業は
別記事で詳しく解説します。
全体像|書類は6つのグループに分かれる
建設業許可の必要書類は、
大きく次の 6分類 に整理できます。
- 申請書類一式
- 経営業務の管理責任者に関する書類
- 営業所技術者に関する書類
- 財産的基礎を確認する書類
- 役員・事業主に関する書類
- 営業所・その他の確認書類
以下、順番に見ていきましょう。
① 申請書類一式(共通)
- 建設業許可申請書
- 役員等一覧表
- 営業所一覧表
- 専任技術者(営業所技術者)関係様式
- 誓約書
👉 様式の書き方ミスが最も多い部分です。
② 経営業務の管理責任者に関する書類
経管の要件を満たしていることを証明します。
主な書類
- 経営業務の管理責任者証明書
- 経営経験を確認できる書類
- 登記事項証明書
- 確定申告書(個人事業主の場合)
- 在職証明書 等
👉 詳細は
「経営業務の管理責任者の証明方法【書類別解説】」
で詳しく解説しています。
③ 営業所技術者に関する書類
営業所技術者の要件を証明するための書類です。
資格で証明する場合
- 資格証の写し
- 常勤性を確認できる書類
(健康保険証写し 等)
実務経験で証明する場合
- 実務経験証明書
- 工事請負契約書・請求書 等
👉 実務経験の場合は
書類の量と説明の質が重要になります。
④ 財産的基礎を確認する書類
一定の資金力があることを確認します。
主な書類
- 直近の決算書
(貸借対照表・損益計算書) - 確定申告書(個人事業主)
- 残高証明書(必要な場合)
👉 ここでつまずくケースも意外に多いです。
⑤ 役員・事業主に関する書類
誠実性・欠格要件の確認を行います。
主な書類
- 役員・事業主の住民票
- 身分証明書
- 登記されていないことの証明書
👉 全役員分が必要になります。
⑥ 営業所・その他の確認書類
営業所の実態を確認するための書類です。
主な書類
- 営業所の写真
(外観・看板・内部) - 賃貸借契約書(借りている場合)
- 使用権限を確認できる書類
法人と個人事業主で違う書類
法人の場合
- 履歴事項全部証明書
- 定款
個人事業主の場合
- 開業届
- 確定申告書控
よくある勘違い(重要)
❌ ネットの一覧をそのまま集めればOK
→ NG
人や業種によって不要・不足が出ます。
❌ 書類を集めてから要件確認
→ 順番が逆
先に人的要件の確認が必要です。
実務での正しい進め方
おすすめの順番は次の通りです。
- 人的要件(経管・営業所技術者)を確認
- 財産的基礎を確認
- 必要書類を個別に洗い出す
- 書類作成・収集
- 申請
👉 「書類集め」から始めないのが最大のコツです。
まとめ
建設業許可申請の必要書類は、
- 一覧だけでは足りない
- 人・業種・形態ごとに変わる
- 要件確認が最優先
という特徴があります。
「何を集めればいいか分からない」場合は、
まず要件整理から始めることが
最短ルートになります。
次に読むべき記事
- 建設業許可申請の流れ【完全ガイド】
- 建設業許可はいくらかかる?【費用完全解説】
- 経営業務の管理責任者とは?【完全解説】
- 営業所技術者とは?役割と要件を完全解説


