はじめに
建設業許可を取得するためには、各営業所に「営業所技術者(旧:専任技術者)」を配置する必要があります。
営業所技術者の要件を満たす方法は、
- 国家資格を保有している
または - 一定期間以上の実務経験を証明する
のいずれかです。
しかし、実務経験による証明は、最大で10年分の工事実績を契約書や請求書などで証明する必要があり、資料準備の負担が非常に大きくなります。そのため、建設業許可申請においては、国家資格によって営業所技術者の要件を満たすケースが一般的です。
本記事では、建設業許可において営業所技術者になれる主な国家資格について、業種別に一覧形式でわかりやすく解説します。
なお、建設業許可の取得や事業運営に役立つ資格のランキングについては、以下の記事で詳しく解説しています。
→ 建設業許可に役立つ資格ランキング(おすすめ国家資格を行政書士が解説)
営業所技術者になれる資格一覧(早見表)
建設業許可において営業所技術者として認められる主な国家資格は以下の通りです。
| 資格 | 主な対応業種 | 実用性 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 土木施工管理技士 (1級・2級) | 土木、とび土工、舗装 | 非常に高い | ★★★★★ |
| 建築施工管理技士 (1級・2級) | 建築、大工、内装など | 非常に高い | ★★★★★ |
| 建築士 (一級・二級) | 建築、大工 | 非常に高い | ★★★★★ |
| 建設機械施工技士 | 土木、とび土工、舗装 | 高い | ★★★★☆ |
| 電気工事施工管理技士 | 電気工事 | 高い | ★★★★☆ |
| 管工事施工管理技士 | 管工事 | 高い | ★★★★☆ |
| 電気通信工事施工管理技士 | 電気通信工事 | 高い | ★★★★☆ |
| 造園施工管理技士 | 造園工事 | 高い | ★★★★☆ |
| 技術士 | 多くの建設業種 | 非常に高い | ★★★☆☆ |
| 技能検定(1級・2級) | 対応する専門工事業種 | 中程度 | ★★★☆☆ |
※資格ごとに対応する業種は異なります。
特におすすめの資格(建設業許可との親和性が高い資格)
建設業許可の取得を目的とする場合、特におすすめなのは以下の資格です。
土木施工管理技士
最も実用性が高く、多くの建設業者におすすめできる資格です。
対応業種:
- 土木工事業
- とび・土工工事業
- 舗装工事業
→ 資格ランキングで第1位として詳しく解説しています
建築施工管理技士
建築業者にとって最も実用性の高い資格の一つです。
対応業種:
- 建築工事業
- 大工工事業
- 内装仕上工事業
建築士(一級・二級)
建築業において営業所技術者の要件を満たす代表的資格です。
対応業種:
- 建築工事業
- 大工工事業
業種別|営業所技術者になれる資格一覧
土木工事業
対応資格:
- 土木施工管理技士
- 建設機械施工技士
- 技術士
- 技能検定(該当職種)
土木施工管理技士は特におすすめです。
建築工事業
対応資格:
- 建築施工管理技士
- 建築士
- 技術士
電気工事業
対応資格:
- 電気工事施工管理技士
- 技術士
管工事業
対応資格:
- 管工事施工管理技士
- 配管技能士
電気通信工事業
対応資格:
- 電気通信工事施工管理技士
造園工事業
対応資格:
- 造園施工管理技士
実務経験でも営業所技術者になることは可能です
資格がない場合でも、実務経験によって営業所技術者になることは可能です。
必要な実務経験:
- 通常:10年以上
- 指導監督的立場:6年以上
ただし、実務経験証明には以下の書類が必要です:
- 契約書
- 請求書
- 注文書
- 工事請負書
そのため、資格取得による方法が現実的なケースが多くなります。
営業所技術者資格について詳しく知りたい方へ
建設業許可に役立つ資格については、以下の記事でランキング形式で詳しく解説しています。
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